少し時間が空いてしまいましたが、今日からMBA一年目の振り返りを始めていきます。
まず初回は学業から。
この一年間で受講した授業は以下の通りです。
各授業の詳細は過去の記事にまとめているので興味があれば見てみてください。
<秋学期>
- Financial Accounting
- Business Statistics
- Microeconomics
- Entrepreneurial Discovery
<冬学期>
- Investments
- Accounting and Financial Analysis
- Competitive Strategy
- Designing a Good Life
<春学期>
- Financial Statement Analysis
- New Venture Challenge
- Leadership Studio
入学当初はこれまで実務経験のないファイナンスに注力しつつ、Boothはアントレに力を入れていることもあり、興味があるのでいくつかアントレ系の授業に触れてみよう、程度のざっくりとしたプランしか考えていませんでした。
結果として①アントレ、②ファイナンス/アカウンティング、加えて③ソフトスキル系の授業に注力した一年でした。
以下自分が得られた学びを簡単に。
①アントレ
秋学期のEntrepreneurial Discoveryから始まり、今学期のNew Venture Challenge(NVC)まで、授業としては2科目の履修でしたが、多くの学びが得られたと感じています。
これまでのキャリアの中でスタートアップ、起業とは無縁の人生を送ってきましたが、Entrepreneurial Discoveryで起業の一番初期のゼロイチのプロセスを疑似体験し、NVCで実際にビジネスアイデアまで落とし込み、VCにピッチをするところまで一気通貫して体験できました。
あくまで授業の一環ではありますが、起業というプロセスの中でどういった問題が発生するのか、投資家がどういった視点でビジネスを選別しており、何をアピールする必要があるのか、またそもそも自分が起業に向いているのか、キャリアの中でいずれ起業したいのか、深く考える機会を得られたことが大きな収穫でした。
ちょうど本日NVCのファイナルがあり、全チームのプレゼンを見ました。興味のある方はYouTubeに挙がっているので見てみてください。
動画の時間が異常に長いですが、10チームx10分のピッチ+質疑応答13分なので、全チームのピッチだけ見れば合計100分、最後に順位発表があるので、上位のチーム/興味のあるチームだけでも見る価値はあるかと思います。
ちなみにNVCは2コマ同じ授業があり、それぞれの授業から5チームずつが選ばれて計10チームが本日の決勝に進んだのですが、上位5チームは我々の授業のセクションから選ばれており、レベルの高いセクションの授業にいたことが判明しました、、
そもそも決勝に選ばれなかったので負け惜しみでしかありませんが、改めてそれなりに惜しいところまで行ったのではないかと信じたい気持ちです、、
②ファイナンス/アカウンティング
一年目を通じて毎学期必ず1科目はファイナンス/アカウンティングに関連する科目を履修し、基礎は学べたと思います。
ただこれまで実務経験がない科目を英語で学ぶというのが如何に効率が悪いかというのを肌で感じました。
MBAに来るような人はCFAだったり、CPAだったり、簿記2級くらいは持ってる人ばかりですが、僕のように何もない人は入学前にせめて簿記2級は勉強しておいた方が授業で得られるものが多い気がします。。
あとはInvestmentsの授業の内容は「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読んでおくと理解がスムーズなので、渡航前に日本語で読んでおけばよかったなと思いました(生憎学期が終わってから読み終わりました、、)。
これらは入学前にはわかっていなかったことなので仕方ないですが、2年目はファイナンスの授業を中心に学びを深化させていきたいと思います。
③ソフトスキル
この9か月間、日本人が少数という環境で自分の存在を客観的にとらえ、また就活を経て会社の看板がない自分のスキル、強みを見つめ直すことができ、またMBAの授業を通じてリーダーシップについて考えるいい機会になりました。
授業ではDesigning a Good Lifeで自分の価値観を洗い出し、今学期に履修したLeadership Studioでリーダーとしての自分のキャラクターを整理し、強み弱みをとらえ直すことができました。
これらの学びは中長期的に自分の人生に効いてくるものだと思うので、せっかく得られた学びを忘れることがないよう、このブログに書き留めておくのもそうですが、ことあるごとに振り返りをして深く自分の中に落とし込んでいきたいと思います。
次回はMBAでのネットワーキングについて振り返りたいと思います。