留学費用の工面(私費生向け)
Savings, Budget, Investment, Money, Finance, Business

本日は、以前リクエストを頂いた留学費用の捻出方法です。

学校の立地、家族帯同の有無、プログラム(1 or 2年)、為替レートによって金額は変わってきますが、私費で留学された方から伺ったところ、学費を含めて2年間で2,500万円程度がかかります。

それだけの費用と時間をかけてまで留学する価値があるのか、というのは多くの人にとってMBAを決意する上で、一つの大きな問いになると思います(MBA受験を目指した理由や、どういった思考プロセスを経て私費での留学を決断したのかについては既に別の記事で書いておりますので、そちらをご覧ください)。

私費で留学された方から、「最終的には学校の紹介で現地の金融機関からお金を貸りることは可能であり、金銭面を理由に留学を断念する必要はない。僕は貯金なしで留学した。」との体験談を伺っていたため、合格するまでは正直お金のことはあまり深く考えていませんでした(その結果、受験プロセスだけで500万円もかかってしまったわけですが、、)。

商社に入社してから飲み会、ゴルフ、車と散財していたため、当然貯金はなく、今回の留学費用についても

①貯金(含む夏のボーナス、退職金)

②親からの借り入れ

③親名義での金融機関からの借り入れ

で賄うことになりました。

実際に合格後、学校から米国内、インターナショナルそれぞれの学生向けに融資の紹介があり、受験前に聞いていた情報通りでした(留学中にかかる費用を生活費含め、全額借りられます)。

ただし、借入金利は日本で借りるよりは高くつくため、可能であればご両親の名義で教育ローンやフリーローンを組んだほうがいいかと思います(日本の教育ローンの金利が2-3%程度である一方、僕が入学予定の学校は4-5%程度です)。

ちなみに奨学金については申し込みをしていません。合格前に申し込みが必要なものが多く、スコアメイクでそれどころではなかったため、申し込みが出来ませんでした。

神山財団の奨学金は合格後に応募が出来る数少ない奨学金(4月初旬締め切り)で、申し込みをしようと思っていたものの、僕の場合はWaitlist(補欠合格)になってしまったため、応募を見送らざるを得なくなってしまったという経緯があります。

最近、MBA留学中に転職を決意し、卒業前に(現地で)退職された方のお話を聞きました。

その方はMBA卒業後、日本でインターンが必要な会社への就職を希望していたため、やむなくインターンが始まる前に退職せざるを得ませんでした(社費留学の場合、日本でのインターンを禁止している会社が多い印象です。転職されるリスクをさけるためですね)。

当然退職した時点で会社に学費を返済する必要があり、加えて生活費を工面する必要があります。

その方はご両親から借りることが出来なかったものの、現地(アメリカ)の金融機関から借り入れることが出来、結果として無事卒業できたとのことでした(ただし金利は高かったと)。

この方のケースは少々特殊ですが、留学費用は合格後(留学中でさえ)になんとかなるんだなということをご理解頂けるかと思います。

卒業後に多額の負債を抱えた状態となるわけですが、後悔先に立たずという言葉もある通り、自分が後悔しない選択はなんなのか、胸に手を当てて真剣に考えてみることをお勧めします。

心の底からMBAに行きたい!と思う方で、金銭面を理由に留学を断念される方が一人でも減って頂ければ幸いです。

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