Why this school

本日の留活交流会にご参加いただいた方、ありがとうございました。

ご参加いただいた方は「このブログを書いているのはこんなやつか!」というのもお分かりいただけたかと思います。笑

追加の質問等あれば何等かの形で(このブログへのコメントでも構いません)直接コンタクト頂ければと思います!

さて、本日はイベント中にも質問のあった「Why this school」についてです。

この問いへの回答は、ほとんどの合格者に本音と建前があると思います。

<よくある本音>

受かった学校の中で一番いい学校だった、(若しくはこの学校しか受からなかった)。

<よくある建前>

XX(学校名)はOOという強みがあり、自分がMBAで求めるものとマッチしていた。

ビジットやアラムナイとの交流を通じて、自分とのフィットを感じた。

理想形は本音と建前が一致する(第一志望校に合格する)ことですが、現実はそんなに甘くありません。

例えば、トップ校に合格したいと思って米国M7+欧州トップ校を受験する場合、必然的に第一志望(orドリーム校)はハーバードorスタンフォードになると思います。

この両校どちらかに受かっているのに他校にいく人は少なくとも僕の知る限りはいませんし、よっぽど特殊な事情がない限りは考えづらいです。

すなわちハーバードorスタンフォードを受験していたが合格できず、他校に進学する場合、その人にとって第一志望校には合格できなかったということです(僕はハーバードに受かっていたらそちらに進学していましたし、その意味ではChicago Boothは第一志望ではありませんでした)。

受験生の方から「Why this school」を聞かれた場合、合格者やアラムナイは基本的に(第一志望校に進学していない場合)、インタビューやエッセー用の建前の回答をしているものとご理解ください(受験生の方が知りたいのはインタビューやエッセー用の回答だと思っているからです。一部の人はプライドもあるかもしれませんが笑)。

一方で、学校のランキングや立地にかかわらず、卒業生の方々は口をそろえて「MBAの経験は最高だった」とおっしゃっています。それくらい、どの学校に行ったとしても濃い2年間になることは間違いないようです。

上記のような現実がある中で、どうやって各学校のWhy this schoolを作り上げていくかというと、Why MBAとWhy this schoolを絡めるのが鉄板ではないかと思います。

よくある話ですが、<現状の自分>と<将来なりたい自分>の間にあるギャップをMBAの2年間で埋める/学ぶ、というものです。

僕の例でいうと、将来エネルギー関係の起業がしたいが、起業にあたってはアントレやファイナンス、マネージメントを体系的に学ぶ必要があると考えており、XX(学校名)は自分の学びたいエリアに強みをもっていることから、魅力を感じている(第一志望である)、というのが大枠のストーリーラインです。

学校によって強みとしているエリアが異なるため、多少のカスタマイズは必要ですが、コアのストーリーやキャリアゴールが定まれば、あとは微修正で対応できると思います。

Why this schoolにもう一つ付け加えるとすると、(就活と同じですが)ビジットやアラムナイとの交流を通じて自分とのフィットを感じた、というものです。

これは多くの受験生が使うと思うので、自分の学校への熱量を差別化できるようなエピソードを準備しておくといいと思います。

僕の場合、大量のアラムナイ(30-40人)に会って、その中でも自分のバックグラウンドに近いAさん、自分のキャリアゴールに近いBさんの話を聞き、この学校がベストな学校だと思いました、というものです。

どのように差別化するのかは人それぞれですが、僕は営業らしく足で稼ぐスタイルを取りました。

最終的にエッセーやインタビューで伝えるべき「Why this school」はカウンセラーと擦り合わせをしていただくことになるかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

Leave a Reply

CAPTCHA