ここまで複数回にわたってパタゴニア旅行を振り返ってきましたが、最後に総括です。
MBAの二年間のうち、一年目はコロナの影響で一度も海外旅行ができずじまいでした。
二年目になってからも、キリマンジャロに行く予定だったのがオミクロンでキャンセルせざるを得なくなり、今回のパタゴニアが最初で最後のグループでの海外旅行になってしまいました。
旅行前はここまでタフだと想像していませんでした。後悔する局面がなかったといえば嘘になりますが、総じて大満足の旅行になりました。
パタゴニアという辺境の地を訪れることができたこともそうですが、一番の収穫は交友関係が広がったことだと感じています。
冒頭の写真は旅行に参加していた全メンバーですが、実際の行程は3つのグループに分かれ、他のグループと交わることはありませんでした。
その結果、グループのメンバーとの関係が非常に深まり、普段のMBA生活では話さないようなディープな話まで、それぞれの人となりを知ることができました。
またどの旅行に参加するかによって参加者の性格や志向がある程度分かれます。
特に今回のパタゴニアのような特殊な旅行(風呂・トイレなしのキャンプ生活)を選択する人は毎日飲みながらパーティーしているよりもアウトドアが好きで、比較的まじめな人が多いのではないかという印象を受けました。
この旅行は二年生にとっては卒業が近いタイミングでの旅行になりましたが、ここでできた友人とは旅行後もよく話をしていますし、サシで食事に行くようなメンバーも中にはいます。
卒業が差し迫った今だからこそ感じることとして、MBAでできた友人は本当に馬が合わない限り、一年もすればほとんど連絡を取らなくなる気がしています。
現時点で、卒業してからも連絡を取りそうな同級生(日本人を除く)は10人程度しかいませんし、僕自身の信条からこれ以上無理に増やそうとも思っていません。
狭く深く付き合っていくことで、より充実した交友関係になりますし、浅い話をする友達がたくさんいたところでそれってどうなの?というのが個人的な価値観です。
そうした中では、こうした深い関係になれる機会は自分にとっては非常に充実した時間の過ごし方になり、MBAを通じて本当の意味での「友達」ができるいい機会になりました。
今回の旅行のハードさを踏まえ、もうしばらくキャンプ生活はいいかなと思っていたのですが、7月にキリマンジャロにリベンジすることにしました(昨年12月にキャンセルをしたメンバーを中心に再挑戦します)。
キリマンジャロが本当に最後のMBAを通じた旅行になりますが、そこでも一生の思い出になる経験ができることを期待しています。