日曜日でしたが、朝から夜までしっかり学校・就活関連の予定が入っており、あっという間の週末でした。
朝はBoothが主催する人種差別に対する理解を深めるワークショップ(systemic racism workshop)が開催されていたため、そちらに参加してきました。
今回のワークシップの趣旨は、リーダーになる人材として多様性の理解は必須であり、systemic racismの存在を理解したうえで、自分の日々の行動をどう変化させていくのかといったことが目的となっていました。
元々人数が絞られているとは案内に書いてあったのですが、いざ参加してみると学生はわずか7人で相当密なグループワークになりました。
systemic racismという言葉を今回初めて聞いたのですが、社会構造がもたらす人種差別のことで、貧富の差や失業率、居住エリアの差別等が挙げられます。
シカゴという町は歴史的に人種差別が問題になっているようで、古くから肌の色で居住可能なエリアが分かれていたようです。
現在でもキャンパスからさらに南に行ったエリアは治安が悪く、近づかない方がいいといわれています。
今回の7人の参加者のうち、おそらく僕のような留学生は僕含めて2人で、残りはアメリカ人でした。
さらに少人数のグループワークになった際、「アメリカではこうした人種差別について学校で教えられることはないのか」と聞いてみたところ、「全くない。アメリカの学校ではそれぞれの価値観が尊重されている(=人種差別さえも否定されるものではない)」との回答が返ってきました。
カッコ内は僕が文脈から読み取った部分ですが、おそらくその彼が言いたかったことだと思います。
日本では善悪の線引きがはっきりしており、良くも悪くも画一的で、人種差別がいいかどうか議論する余地はないと思います(日本人に聞いて、人種差別をすべきという人は極めて少ないと思います)。
この辺りは改めて文化の違いを感じました。
まだまだ表面的な理解ですし、もっと歴史的な背景を理解する必要があると思いますが、有意義なワークショップでした。
午後は明日の宿題、アントレのグループワーク、就活、また明日以降の準備をしていたらあっという間に深夜になってしまいました。
就活は明日以降のやるべきことがクリアになったので、勉強と両立しつつ、抜かりないよう準備を進めていきたいと思います。