Post MBAのキャリア

Why MBA?の記事で書きましたが、僕自身がなぜMBAを目指したのかというと、大きく以下が挙げられます。

  1. ビジネスパーソンとしての自分のエッジを持ちたかったこと。
  2. 一生に一度の人生で、経験者全員が最高というMBAという経験をしてみたいと心の底から思ったこと。 

上記2点がMBA受験の原動力になったのですが、MBAのエッセーやインタビューでは、①なぜ自分がMBAに行きたい/行く必要があるのか、②自分がどういった点で魅力的な人材であり、学校が合格を出すに値するのか、を説得力を持って語れる必要があります。

①は自分のPost MBAのキャリアと関連付け、MBAの経験がどう活きるのかを語り、②は学校へのContributionという形でアピールすることになります(これは次回のブログで書きます)。

今回はエッセー及びインタビュー用のPost MBAのキャリアについて書きたいと思います。

明確なPost MBAのキャリアがあるうえで、MBA受験を決意される方にとっては全く難しいお題ではないのですが、僕のような動機でMBAを決意された人にとってはなかなか悩ましいと思います。

正直な気持ちとしては、MBAの2年間を通じてキャリアを見つめ直したかったため、MBAを目指した段階では「まだ決まっていない」が本音でしたが、それでは受からないので必死に考えることにしました。

経歴としては入社以来、化石燃料のトレーディング・マーケティング一筋、新規ビジネス立ち上げの経験なし、サラリーマン家系なので家業を継ぐといったストーリーも使えず、といった状況でした。

似たようなバックグラウンドの方何人かにお話を伺いつつ、どうにかしてこれまでのキャリアの延長でひねり出すことにした結果、以下のキャリアゴールを設定しました。

  • Short term goal:戦略コンサルに就職し、エネルギー関連企業を中心としたコンサルティング

  • Long term goal:エネルギービジネスでの起業

設定にあたっては、自分がこれまで培ってきた経験と知見を活かしつつ、世の中のトレンドを踏まえて説得力のあるストーリーにすることとを意識していました。

ちなみに某カウンセラーからは「キャリアゴールに起業を設定するのはリスクあるからやめた方がいい。起業はMBA生の中でもマジで優秀なやつしかしないし、学校としては卒業後に本当にこいつがいい企業に就職できるのか、学校のランキング(卒業後の給料の観点)に貢献するのかを見ている」といわれたものの、押し切って(本音を言うと代替案が思いつかなかったため)上記キャリアゴールにしました。

ちなみにWLになってから、ある学校のアラムナイの方にエッセーを見せたところ、「この起業のストーリーが弱いからWLなのでは」と言われ、そのカウンセラーに従っておいた方がよかったのではないかとそのときは若干後悔しました(今となっては受かったから気にしてませんが)、、、

 

ご自身のバックグラウンド、私費 or 社費で大枠のストーリーラインが変わってくるかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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