フルタイム就活(ソーシング)
Telework, Technology, Laptop, Connection, Electronic

引き続きフルタイム就活の振り返りです。今回は求人のソーシングについてです。

ソーシングの方法は主に以下の通りです。

  1. 学校の求人掲示板
  2. LinkedIn
  3. 在校生からのリファラル
  4. 企業へのコールドコール
  5. 企業からのコールドコール

いずれのルートも活用しましたが、上記のうち、1が一番信頼度が高く、かつ企業からの反応も期待できます。企業としても特定の学校に対して個別に求人情報を送っているわけで、その学校の学生を取りたいという意思が明確にあります。

2は求人の案件数が一番多く、ワンストップで情報収集ができて便利なものの、僕のケースはLinkedIn経由で応募した企業から反応が返ってきたことはありませんでした。加えて、求人要件にVisaサポートの有無が書いておらず、そもそも自分が対象となるのか不明なケースばかりでした。

3は在校生がMBA前に働いていた企業からの求人や、在校生のサマーインターン先で欠員が出たケースなどで、そもそもそれほど数が多くありません。

僕の場合は1をメインのソースとしつつ、ダメ元で2を利用、3は引っかかりそうなものがあれば都度応募、という形で進めていました。

4は企業によっては担当者のメールアドレスを開示しているところがあるので、そこにいきなりメールをして「採用してませんか?」と突撃するものです。

シカゴブースの場合、学生同士の情報(履修や各グループのイベントなど)が基本的にSlack上で管理されており、過去の情報もさかのぼることが可能です。

そこから気になる企業に関する過去の投稿がないか探し、もし運が良ければそこに担当者の連絡先が記載されているので、同じく突撃メールをするというものです。

ちなみにいくつかの企業にやってみましたが、収穫はゼロでした(無反応でした)。

5はこれまたシカゴブースの例となりますが、学校の就活サイトに自分のレジメと興味のある業界、地域、ポジション等の情報を登録することができます。

ここに記載されている情報を「公開」の登録にしておくことで、各企業の採用担当者が閲覧可能になります(もちろん公開不可にすることもできます。おそらくどこのビジネススクールにも似たような仕組みがあるんじゃないかと思いますが、聞いたことないので不明です)。

そして企業の探している条件に合致する学生がいると、企業側から「興味ない?」という連絡が来ることがあります。

これに関して他の在校生と話したことがないので、どの程度のメッシュで声がかかっているのか実態はよくわかりませんが、入学してから現在に至るまで、2社ほどから連絡が来ました(1社はサマーインターン、もう1社はフルタイム、いずれもアメリカのオフィスでVisaサポートありの会社です)。

そういった企業は自分に対して興味を持ってくれているので、少なくとも面接に呼んでもらえる可能性は高いです。

こうしたチャンスを上手く拾っていくと、オファーを獲得できる可能性が高まると思います。

続いて応募先を選定するうえで重要なVisaサポートについてです。

これはシカゴブースの昨年の求人データですが、2020年8月1日から12月31日までの間、学校の求人掲示板に投稿されたフルタイムの求人は780件、そのうち257件(33%)がVisaサポートありの案件でした。

求人の案件数としては8月から10月にかけてピークを迎え、その後12月にかけて減少していくとのことだったので、10-11月が一旦のピークになることを念頭において就活を進めていました。

上記257件の中には、自分のバックグラウンドでは全く勝負にならないような案件(テック企業のデータサイエンティスト、IB経験者しか採用しないファンドなど)も含まれるため、実際に勝負できるような企業はさらに少ないのが実態です。

またグリーンカードを所有していない留学生の場合、基本的に企業のVisaサポートは必須です。

Visaサポートがない企業であっても、STEMに認定されているMBAプログラムであれば最大3年間はアメリカで働くことができますが、あくまでそれはバックストップであって、Visaのある企業にアプローチしていくのが王道です。

STEM、OPTについてはこちらにまとまっているのでリンクを貼っておきます。

シカゴブースの宣伝をしておくと、STEM認定されていることは1つの強みで、少しでも現地就職を考えているのであれば、STEM認定されているMBAプログラムがお勧めです。

仮にVisaサポートのある企業からオファーが出なくとも、STEMの三年間で働きながら死ぬ気でVisaサポートをしてくれる転職先を探すか、いいパフォーマンスを発揮してその会社にVisaサポートをさせるという道があります。

ちなみにワイルドカードは、アメリカ人のパートナーを見つけることですが、難易度高そうです。

次回はVisaサポートのある企業の中からどのように応募先を絞っていったのか、深堀していきたいと思います。

Leave a Reply

CAPTCHA