気合根性でどこまでいけるのか
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昨日のブログに少しつながる話ですが、今回も夏にメモを残していたものの続きです。

来週から授業が始まってしまうので、それまでに一区切りつけたいと思います。

これまでの自分の人生(勉強やラグビー)、キャリアを振り返ってみると、他の人より短い時間でなにかがすぐできるようになったことは記憶の限りなく、いつも人より時間をかけてなんとか相応の形に仕上げてきたというところがあります。

仕事に関しても同じで、周囲よりも時間をかけて何とかしていた節があります。

大学時代は部活にかまけ、4年間まともに勉強もせず、英語も全くできない中で商社なんて入ってしまったため、人より長く働いたり、業務効率を上げて、同じ時間の中でも人より量をこなすことで、なんとかアウトプットを出していました。

昨年からブログを読んでいただいている方はお察しいただけるかと思いますが、MBA受験でも人より苦労し、またMBAに来てからも授業の準備や宿題に人より時間がかかりつつも、なんとかここまで生き残っています。

ただ自分の心のどこかで「英語力の差が根本的な原因であり、日本語だったらそこそこなんかなるだろう」、と思っていた節があります。

ここがそもそもの勘違いで、トップスクールのMBAにきており、世界中から優秀な人が集まっているわけで、英語だけでないことはちょっと考えればわかるのですが、どこかで自分に逃げ道を作ってたんだと思います。

なんで夏の間にこんなことを思ったかというと、夏のインターンで外資系企業の日本支社でインターンをしていたわけですが、そこで如何に自分が時間をうまくやりくりし、凡人なりに優秀な人に食らいついていたかを再認識しました。

正直そこにいた人たちは自分の目から見ると毛並みが違うというか、血筋が違うというか、そんな人ばっかりでした。

これまでのように時間をかければなんとかなるかと思っていたのですが、そもそも目の前の業務でいっぱいいっぱいで、足りない分を挽回するための時間とエネルギーを確保することができず、インターン中は常にもがき苦しんでいました。

今回のインターンの経験でようやく、これまで使ってきた時間をかけて気合根性で乗り切る、という戦法の限界にぶち当たったわけです。

気合根性戦法の限界は大学のラグビー部で一度学んだはずなのですが、社会人になって以降、スポーツと比べると仕事は先天性の与える影響が少ないため、この戦い方でなんとかなっていました。

相対的にみれば、仕事はスポーツよりも先天的な能力(体格や運動神経など)の与える影響は少ないものの、やっぱり気合根性の限界はありますね。

僕自身は比較的体力はある方なので(むしろそれが強みの1つ)、これまでなんとか生き残ってこれたと思うのですが、ついに戦い方を変える、若しくは戦術を増やさなくてはならない局面に来たということなんだと思います。

自分とは毛並みの違う優秀な人たちと真っ向勝負するのは分が悪すぎるので、自分の強みを活かし、戦う軸を変えていくしか生き残る手段はありません。

軸の変え方としては、昨日書いたように真っ当なエリート街道を歩んでいる人だとちょっと躊躇するようなリスクを積極的にとりに行く、そうした中で得られる経験を糧に自分のエッジを磨いていくのも1つの考え方かなと思います。

これも正解のない類のものですが、夏の間に考えたこととしてメモとして残しておきたいと思います。

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