キャリア③

そろそろMBAを目指したきっかけと、MBAを取得した上で想定していたキャリアに入っていきたいと思います。

一番大きな転機は部署異動でした。

最初の部署では日々のディールでいくら稼ぐか、まさにディールしてなんぼの世界だったところから、天然ガスの部署に異動しました。天然ガスは比較的ディールの流れが遅く、商談の数も多くありません。

同じ化石燃料でも、商習慣やディールのタイムラインが全く異なり、最初はキャッチアップするのに必死でした。

とはいえ、商社のキャリアを積んでいくうえではポジティブな異動で、この時もまだ偉くなりたいという気持ちは変わっていませんでした。

おそらくこの部署で数年実務を経験してから駐在に出るんだろうな、駐在行くとしたらこの国かな、というイメージもなんとなくありました。

そんな中、着任してから半年強が過ぎ、実務にも慣れ、異動してからすぐに担当していた大きなディールをCloseしたときに少し時間と気持ちに余裕ができました。

昨日までのところで書いたように、商社パーソンとして日々の仕事は充実していましたが、このときになんとなくの物足りなさ、自分の将来への不安を感じたんですよね。

そんな時にたまたま同じ部署で、MBAを目指していた後輩と2人で飲む機会があり、MBAについて話を聞いてみたところ、直感的に当時の自分の不安を解消してくれる気がしました。

そこからいろいろと調べたり、人に話を聞いていく中で、ますます興味がわき、結果MBAを目指すことにしました。

ただMBAを目指すというのは社内的には少し刺激的な話で、なぜかというとMBAを取る人の多くが会社を辞めてしまうからです。

会社や上司からしても、こいつ会社を辞めたいからMBAとるんじゃないか、転職目的ではないか、と疑われること間違いなしでした。

一方で、僕自身はこのときもまだ本心から会社で偉くなりたいと思っていたので、私費留学、転職なんて全く考えていませんでした。

社費前提で上司に相談したときも、案の定、あまり芳しくないコメントを頂戴しました。笑

とはいえ、MBAにいくことは僕の中で決めたことだったので、とにかく社費前提で留学の準備を進めることにし、MBA取得後のキャリアも商社に戻ってからどう活かしていくのかを後付けで考え始めました。

この時系列の通り、目指したいキャリアありきでMBAに興味を持ったわけではなく、足元の自分が不安だからMBAに行こうと思った、というのが正直なところです。

その後こちらの記事で書いている理由で、私費にしました。

またMBAのエッセー用のキャリアプランはありましたが、本音と建前の話で、本音はMBAを通じてキャリアを見直したいと思っていました。

そのためMBA受験が終わるまでは将来のキャリアプランは白いキャンバス状態で、おおよそのイメージはありつつも、具体的な方向性は何も定まっておらず、受かってから真剣にキャリアプランについて考え始めました。

ここまででお分かりの通り、MBAに受かってから真剣にキャリアについて考え始めたので、ようやく次回から現時点でのキャリアへの考え方に入っていきたいと思います。

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