2020年の振り返り(下期)

先日の上期の振り返りに続き、下期です。

7月頭に最終出社日を迎え、翌日から8月末まで国内のコンサルファームでインターンをしていました。

Pre MBAインターンの概要はこちらにまとめているので、興味がある方はご覧ください。

ここに書いていないこととしては、働き方、そこでの人との出会い、学びや経験が後々になって活きています。

働き方については、商社の2-3年目以来の働き方をし、自分がどこまでいけるのか、どうなると頭の働きが鈍くなるのか、日系企業にいるとなかなか経験できない働き方をし、MBA生活中の日々の追い込み方にいい意味で影響を与えてくれています。

出会いについては、新卒から7年間働いた前職の同僚とは異なるバックグラウンドの方々と一緒に働く中で、自分が商社パーソンとして培った強みと弱みがよりクリアになったと思います。またそこで働く方々からキャリアに関するアドバイスを頂けたことも、個人的には大きな収穫になりました。

学びや経験はよく言う「Connecting the dots」の話で、インターン中に担当させて頂いたのは①大手IT企業の中長期の経営計画策定のサポート、②スタートアップの資金調達のサポート、③日系企業の海外M&A案件のValuation、④日系企業の海外M&A案件のPre DDの案件ですが、何らかの形でつながる瞬間、活かせることがあります。

一生のうち、フルタイムで働く組織の数は片手以下の人が大多数だと思いますが、1つでも多く経験できたことは意味があったのだと思います。

 

そして9月からシカゴに移住し、MBA生活が始まりました。

MBA生活での苦労はここまで毎日書き連ねているので、具体的なエピソードは割愛させて頂きますが、本当に濃い毎日でした。

もちろんコロナの影響で、受験時代に想像していたMBA生活とはギャップがあるものの、それでも尚、様々な気づきと学びを得られています。

7-12月を振り返り、2020年下半期のTakeawayとしては、

①やらなければいけないことがクリアになったこと

②人は易きに流れる

という2点です。

①はインターン、MBA生活での自分の出来不出来、MBA後のキャリアを考える中で、今後注力していくべきエリアが留学前に比べてクリアになっています。

留学前から様々なことにチャレンジし、向き不向きや自分が目指す方向を精査する時間を持てたことで得られた気づきだと思います。

②は孟子の「水の低きに就く如し」からきているといわれますが、水が自然と低いほうに流れるように、人は安易な方を選びがちであるという意味です。

留学中は日々自分との葛藤です。なぜならどの活動も強制ではなく、楽をしようと思えばいくらでも楽をできます。

授業は録画されているから自分の好きな時に見ればいいし、発言しなくでもテストさえ頑張れば単位はもらえるし、グループワークもさぼろうと思えばいくらでもさぼれます。

それらに対して自分がどこまでコミットできるか、目の前にある機会を逃さずに自分の成長の機会としてどん欲に取り込むことができるか、これを意識するかしないかで、2年後の自分の姿は大きく変わると思っています。

人は易きに流れます。英語より日本語を話している方が楽ですし、よく知らない同級生と英語でコミュニケーションしてグループワークをするのも一苦労です。

でも、その1つ1つの経験が必ず自分の血肉となって、将来の飛躍につながると思っています。MBAほど、失敗が許される環境はもうやってこないと思います。

年齢やキャリアを重ねるほど、そういった機会は失われていきます。だからこそこの機会に恥を忍んで、たくさん失
敗することに意味があるはずです。

正直9月から幾度となく、めんどくさいな、英語下手だからやりたくないな、と思うことがありました。

しかしこれは僕が留学前に決めた「Next One」、「タフチョイス」の精神に反するため、押し殺してきました。

ただ少しでも油断すると易きに流れそうになります。だからこそ2年間を通じて、このマインドだけは守り続けたいと思っています。

「Next One」、「タフチョイス」に加え、もう1つ大事にしている言葉があります。それは「満足と妥協は成長を止める」

高校のラグビー部の時に、早稲田のラグビー部の人から教えてもらった言葉で、ずっと心に響いています。

2021年が始まりますが、今まで以上に「タフチョイス」を続けていきたいと思います。2021年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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