本来であれば今学期の授業とパタゴニアのまとめを書きたかったのですが、今週末にImprovの講義を受けてきたので、そちらを先に書くことにしました。
「Improv」というのはImprovisationの略で、台本なしで即興で演技をする遊びのようなものです。
日本語で解説しているサイトが見つかったので、参考までに貼っておきます。
日本にいたときには聞いたことがなかったのですが、ブースに来てから学生同士の交流を深める手段として受講する機会があり、人から勧められたこともあって学校外のレッスンを受けてみました。
このImprovはシカゴ大が発祥の地となっており、Improvのレッスンを提供している学校が複数存在しています。
今回受講したのはIntensiveコースで、毎週2時間のレッスンを8週間受ける代わりに、6時間×3日間(金~日)の短期集中コースになっていました。
毎週のコースにすると先々の予定が読めないため、こうした短期のコースはスケジュール調整をするうえで助かります。
今回のコースは13名の受講生で、社会人から大学生まで幅広いバックグラウンドの人が参加していました。
そして13人中、12人がアメリカ人で、外国人は僕だけでした。笑
元々は英語の会話の瞬発力を上げること、自信をつけることを目的に受講を決めたのですが、英語で即興の劇をするので、難易度は異常です。
途中何度も心が折れそうになりつつも、クラスのメンバーとコーチに助けてもらいつつ、なんとか最後まで乗り切ることができました。
クラスで何をするのかというと、体を使ったゲームでウォーミングアップをするところから始まり、2人一組や複数人で即興の劇をします。
その場でお題やシーンセッティングが与えられ、それをもとに参加者でストーリーを作り上げていきます。
具体例でいうと、「病院にいる泥棒」といったお題が与えられ、そのシーンの参加者でゼロからシーンを作り上げていきます。
だいたい無茶苦茶なお題が降ってくるので、準備をして臨むことはできません。
その場で病院にあるものを描写し、参加者であたかも病院にいるかのように会話を成立させていくことになります。
日本語でもちょっと戸惑いそうですが、これを英語でやるとまじで痺れます。笑
まずパートナーがなにをいっているのかわからない(知らない単語が使われたり、カジュアルな場面が多いので話すのが早く聞き取れない)ということが発生したり、自分の言いたいことが言えずにモゴモゴするということが乱発しました。。
また日本人的な発想だと思うのですが、その場の空気を読もう、流れを汲もうとしていつまで経っても話し始められず、パートナーを困らせるということも何度も発生しました。
これについてはクラスのコーチから、「正解なんてないんだから何でも言えばいい、それを拾って話をつなげていくのがパートナーの役目」という指導が何度もあり、3日間のスパルタなコースを通じて初日から大きく成長した気がします。
日ごろの会話でも、会話の流れを遮るのを恐れることが多く、どうしても「これを言うべき、こうあるべき」という正解を探してしまっているのに気づけたのはいい収穫です。
わずか3日間でしたが、対面でがっつり自己表現をしたことで、以前より多少なりとも英語でのコミュニケーションに自信が持てるようになった気がします。
働き始めるまでどんどん時間が迫っていますが、少しでも日本語に近いレベルにもっていけるように引き続きできることを積み上げて行きたいと思います。