Social Dilemma
Phone, Display, Apps, Applications, Screen

今日はグループワークx2、授業、久しぶりに日本人ではない同級生と食事をし、充実した一日でした。

実際のところはグループワークと今日明日の授業の準備に時間を要し、昨晩の睡眠時間がめちゃくちゃ短かかったですが、なんとか乗り越えました。。

先週の金曜日に書いた通り、グループワークは2つ(戦略と行動経済学の授業)とも僕以外は全員アメリカ人ですが、全員スマートで効率よく進みます。

ミーティングは30分設定していても要点が済めば10分で終わり、あとはメールでやり取りしよう、となるので無駄な議論がなくて快適です。

行動経済学のクラスのグループについては、僕以外はWeekend MBA(平日日中働きながらMBAを取得)の学生です。

打ち合わせは夕方に設営しているのですが、皆忙しそうです(毎回時間通りに全員揃いません)。

ただ各人がそれぞれが持ってくるエピソードが実務に基づいた話題のため、同級生からも学びが多いです。

今日であればデジタルマーケティング、不良債権処理、フランチャイズビジネス、それぞれのビジネスでどういったConflict of Interestが起きているのか教えてもらいました。

本日のタイトルですが、Netflixで公開されているドキュメンタリーです。こちらは明日の行動経済学の授業の事前課題になっており、昨晩見ていました。

1時間40分程度の作品で少々長いですが、興味のある人はぜひご覧いただければと思います。

内容としてはテック企業(Google、Facebook、Twitterなど)内部の専門家による証言を基に作られた調査ドキュメンタリーです。

SNSを使うことが当たり前になっている現代の私たちへの啓蒙的な内容で、自分が選んで観ていると思っているスマホやPCの画面の記事や映像は、膨大なデータの蓄積によって趣味嗜好、精神状態などから導き出され、それにコントロールされている、というものです。

如何にソーシャルメディアの情報がコントロールされた情報であるかを有名企業の元社員が告白する内容で、にわかに信じがたい内容ばかりです。

新聞やテレビの情報がコントロールされていることについては異論はないかと思います(この新聞は左派、この局はこの政党とつながりが強いなど)。

ソーシャルメディアの場合、自分で調べたい/求めている情報にアクセスしていると思っていますが、実はそれがAIによってパーソナライズされており、強いバイアスがかかっていることはあまりイメージされていないのではないかと思います(少なくとも僕はそこまで深く考えていませんでした)。

そうなると、検索結果やアクセスする情報によって元々持っていたバイアスがより強化されることになります。その結果これまで以上に社会の分断が進み、いずれ市民戦争が起きるのではないか、という警鐘が鳴らされています。

ここで考えなくてはならないのはAIが問題なのではなく、AIはプログラムされた内容に沿って情報を提供しているだけです。AIに善悪の判断はできないため、人間がうまく付き合っていく必要があります。

フェイスブック、ツイッターをはじめとしたソーシャルメディアとの付き合い方を考えさせられる内容でした。

コロナで自由な時間が増え、ソーシャルメディアに触れる時間が増えている人が多いと思いますので、このタイミングで見ておくことをオススメしたいと思います。

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