また時間が空いてしまいましたが、今回は就活、キャリアについて振り返りたいと思います。
社会人になってから一貫して日系大企業に勤務し、その間一度も転職活動をしたことがなかったため、新卒以来の就職活動になりました。
就活を通じ、如何に自分のマーケットバリューを客観的に評価できていなかったか、またグローバルマーケットにおける自分のバリューを知るいい機会になりました。
いい機会というとポジティブに聞こえますが、実際の就活中はうまくいかないことも多く、相応にストレスフルな日々でした。
ここから簡単に①マーケットバリュー、②キャリアの選択肢、③キャリアビジョンの点から振り返ります。
①マーケットバリュー
冒頭とも重複しますが、留学前と留学中で一番のギャップはここだと思います。如何に自分のマーケットバリューを正しく認識できていなかったか。
気づくのは早ければ早いほどいいので、このタイミングで気づけて良かったと捉えるようにしています。
失敗やうまくいかないことを経験することで、その学びが血肉となると思うので、就活という経験は長いキャリアを考えるうえで必要なプロセスだと思います。
私費MBAという、卒業後の働き口のバックストップがない状況下、スクラッチから就活する機会がなければここまで真剣に自分に向き合うことはなかったと思います。
②キャリアの選択肢
商社のエネルギーグループ、その中でも現物トレーディングしかしてこなかったため、如何に自分の見えているキャリアの選択肢が少なかったかを知ることができたのもよかった点です。
これは就活だけでなく、同級生(同じ学校であったり他校のMBA生)の就職の話を聞いたり、学校から提供される情報を通じて知ることも多く、アンテナを高く張り続けることで新たな選択肢が見えてくることが多かったです。
この夏は3つのインダストリーでインターンをしますが、これらのインターンを通じて業務上のインプットのみならず、夫々の環境での出会い、そこから得られる情報、自分の気づきを踏まえて改めてキャリアについては考えていきたいと思っています。
③キャリアビジョン
②のキャリアの選択肢にも関連しますが、自分が人生でどういったことを成し遂げたいのか、わかりやすい話でいうと、いくら稼ぎたいのか、どこでどんな人と働きたいのか、といったことを深く考える機会が多くありました。
これはインターン先を検討する際のみならず、授業の中(特にBehavioral Science系の授業)であったり、学生同士の会話、また学校が提供している授業外のプログラムで同級生と人生観のような深い話をする中で、自分の考えが醸成されていったと思います。
自分の中である程度の方向性は決まっていますが、それにとらわれることなく、今後もインプットをする中で柔軟に軌道修正していきたいと思っています。
次回はプライベート、シカゴ生活について一年目を振り返りたいと思います。