これまで具体的なアクションを中心に書いてきましたが、そもそもなんで現地就活をするに至ったのか、という点を深堀していきます。
大きく以下の点が理由として挙げられます。
今回はリンクが多く恐縮ですが、過去の投稿では現地就活を考え始めた頃の思考をまとめており、今読んでいただくとストーリーがつながると思います。
①アメリカの文化と人が好き
MBA受験でアメリカの学校しか出さなかった理由にもつながりますが、前職で半年間ヒューストンに滞在し、アメリカの魅力を感じたところが原点になっています。
そして今回のMBA生活を通じて自分の中で、アメリカの文化や人のいる環境に身を置きたいというのが確信に変わりました。
これは個人の価値観の問題ですし、アメリカの欠点や住みづらさを挙げようと思えばきりがないと思いますが、僕個人としてはそれを上回る魅力があると思いました。
少し前に話題になったニュースですが、こちらの記事で真鍋さんが国籍を変えた理由を回答しており、ここで指摘している文化的な違いにはぐうの音もでません。僕は研究者ではないですが、100%同意です。
同調圧力によるストレスの度合いは人それぞれだと思いますし、必ずしもいい悪いという話ではないですが、少なくとも僕はアメリカの方が快適です(現在の価値観なので、数年後には言ってることが変わっているかもしれませんが)。
②MBAのレバレッジ
MBAホルダーの方と話をしたり、周囲を見渡してみると、一旦日本に帰るとその後海外で働くのは相当難易度が上がります(特に純ジャパでVisaサポートが必要な場合)。
仮に海外で働きたいとなった場合、以前ここでまとめたオプションくらいかと思います。
MBAのレバレッジが効くキャリアは何か、というのを入学して(する前)から真剣に考えてきましたが、現地就活はリスクを取って最大限レバレッジを効かせることのできるオプションの1つだと思っています。
③キャリアの拡張性
ある程度知名度があるアメリカ企業の本社で働いた経験があれば、世界中どこでも働けるのではないかという仮説を持っています。
この仮説はもしかすると間違っているかもしれませんが、少なくとも日本に帰って仕事に困ることはないし、仮に日本に帰ることになってもこの経験が武器になって、キャリアが拓けるのではないかと思っています。
将来のキャリアのオプション、キャリアの拡張性という点からMBA卒業直後のタイミングで残るのは中長期にわたっていい選択になるのではないかと考えています。
④トップ外資ファーム@日本との比較
上記の通り、MBAをレバレッジして転職する場合、日本のトップ外資ファームが選択肢として挙がってきます。
サマーインターンで外資ファームでインターンをさせて頂き、新卒から働いていた日系企業との環境の違いに、たくさんの刺激をもらいました。
インターン中に感じたことを以下にまとめています。3つに分かれてしまっており恐縮ですが、自分のキャリア、人生を見つめ直すいい機会になりました。
以下3つを一言でまとめると、「自分の場合、この年齢、バックグラウンドで今から入るのは相当分が悪い」、という結論に至りました。
これも各個人の価値観やバックグラウンド、将来目指すキャリアによって考え方は全く違うと思いますし、夫々のファームで現在ご活躍されているMBA中途の方には尊敬の念しかありません。
この辺りのキャリアへの考え方は個人の価値観や、置かれている環境によって大きく変わってくるものですし、自分の軸がなんなのか、キャリアでなにを成し遂げたいのか、究極的には人生における幸せとは何なのかを時間をかけて突き詰めていく中で、考えが醸成されていくものだと思います。
1年目から様々なキャリアを模索していく中で、ようやく自分の中で考えがまとまりました。こうしてゆっくり考える時間を得られるのも、MBAの1つのメリットです。
次回は今回の延長で、どうやってタイムマネジメント、モチベーションの維持をしていたのか、纏めていきたいと思います。