コロナワクチン普及の見通し
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日本では再び緊急事態宣言が検討されているようですね。

2020年4-6月の東京の生活とこちらの生活を比較すると、シカゴは常に緊急事態宣言が発令されているような状態です。笑

日本でコロナワクチンが完全に普及し、元通りの生活になるのは2022年以降になる見通しというを情報を耳にしたため、少し気になって調べていました。

以下グラフは2020年11月末にGSから発表されたレポートからの引用ですが、そこからの変化として(少なくともアメリカでは)ワクチンの供給が想定より遅れています。

それを加味すると、以下Downsideタイムラインが現時点でのLikelyケースかと思います(参考としてBaselineのグラフも貼っておきます)。

何をもって生活が元通りになったとするのかは議論の余地がありますが、少なくとも人口の60%程度の人がワクチンを接種した状態を「元通りの生活」とは言えないと思うので、2022年以降になるというのは現時点では一定の説得力がありそうです。

尚、ここではこのレポートの確からしさについては一旦横に置いてます。というのもGSが一般に公開しているレポートですので、相応の根拠に基づいていると理解しており、上記見通しの計算方法については未確認です。

前倒しでワクチンが普及する可能性についても考えましたが、工場の生産キャパが急激に拡大することは考えづらいので、ワクチンの新規開発がどこまで進むか次第だと思います。

現時点で承認されているワクチンは以下の通りとなります(2020年12月18日時点)。

日本も開発を進めているようですが、まだPhase1なので国産ワクチンを待っているといつになるかわかりません。

以下はワクチンに関する日本政府と各社との取り決めとタイムラインになりますが、各社の生産状況、及び自国内への供給を優先するようになると、日本での接種はさらに遅れるのではないかと思います。

加えて日本での承認がどこまでスムーズに進むのかも不確実ですし、以下Bloombergの記事で指摘されているような日本人の国民性と承認プロセスを鑑みると、少なくともこれ以上早まるという楽観視はできないかと想定しています。

なぜこんなことを調べていたのかというと、MBA生活がどうなるかに影響するからですが、さらに手前の話でいうと、今年のサマーインターンがどうなるのか(昨年同様リモートか出社するのか)が気になったからです。

新年早々明るい話ではないですが、あまり報道されていないような気がしますし、コロナに関してもなんらかの見通しをもとに日々の行動計画を立てておいた方が生産的に過ごせるのではないかと思い、あえて共有させて頂きました。

あくまで現時点の情報ですし、ほかにより信頼できるソースがあるかもしれないので、あくまで参考程度に捉えて頂ければと思います。

またワクチン普及が早まったら、それはそれでよかったと捉えればよいかと思います。

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