キューバ旅行記(キャッシュ)

前回お伝えした通り、この国では両替のレートによっていきなり手持ちが四分の一になってしまいます。

そして店頭での決済でクレジットカードが使えないため、キャッシュがなくなると何もできなくなります。

初日に両替で失敗したため、一気にキャッシュ繰りが厳しくなってしまいました。

そんな話をツアーでしていると、他のツアー観光客から聞いたのですが、クレジットカードのキャッシングができるらしいという情報を教えてもらうことができました。

これはおそらくアメリカのクレジットカードではできないと思うのですが、日本のクレジットカードを複数枚持参していたため、藁にも縋る思いでATMに向かいました。

これがATMの備え付けられている銀行です。

ATMもすべてのATMが海外からのキャッシングに対応しているわけではないようです。

Hotel Inglaterraから徒歩5分ほどの場所で、同ホテルのドアマンに聞いて教えてもらいました。

こちらは実際のATMです。

使い方がわからなかったので銀行に入り、キャッシングがしたい旨を伝えると銀行員がATMの使い方を教えてくれました。

ここでさらにトリッキーだったのは、金額を選択後、OKをすると、Transaction Denyというのが表示されました。

銀行員から金額を小さくしてチャレンジしてみろ、とアドバイスがあり、何度かトライするも同じメッセージが表示され、もう万事休すかと思ったのですが、取引を終了する、的なボタンを押して諦めたところなぜかATMから現金が出てきました。

同じ流れで別の金額を引き出したところ、今回も同じく取引を中止すると現金が出てくるという、謎のシステム(銀行員も首をかしげていました)でしたが、現金を無事に確保することができました。

ただし、両替レートは空港と同じく1ドル=25CUPで、クレジットカードに米ドルに相当する額が請求されていました。

ちなみに使用したクレジットカードは日本で発行したVISAカードで、他のブランドは試していません。

仮にこの手段が使えなかった場合、キューバの現地人か旅行客(おもにヨーロッパからの観光客)に助けてもらうという手段がありますが。

国際送金を経由して返金するという一連のプロセスになり、手数料だけで借りた額を上回りそうな煩雑さなので、この国を訪問する際はとにかく現金を大量に持っていくことに尽きると思います。

次回は現金に続き、この国の難易度を上げているネット環境について紹介させて頂きます。

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