今回の質問もコロナ関連で最近よく聞かれるものです。
Q:リモートでのLEADはどうだったか。
A:リモートでのLEADしか経験していないため単純な比較はできないが、少なくともコンテンツは対面と同じくしっかりと網羅されていました。
そもそもLEADとは?というところから簡単に説明しておきたいと思います。
<LEADとは>
LEAD (Leadership Exploration And Development)プログラムは、学生のコミュニティの形成、Leadership SkillやInterpersonal Skillの向上を主な目的としたプログラムで、1年次の秋学期に全員が必修科目として受講することになっています。
LEADは、Cohortと呼ばれる60人程度のクラス単位で行われます。1Cohortあたり、LEAD Facilitatorと呼ばれる2年生が8人つき、その指導及び助言のもとにさらに8人程度のSquadと呼ばれるチーム単位でも各種のグループ活動が行われます。
Facilitatorとなる2年生は、授業の一環として担当教授の指導のもとで、前年度の春かプログラムの設計に取り組み、秋にはそのプログラムを1年生に対して実践します。このように、学生自らコースを設計・運営することもLEADの大きな特徴です。
<プログラムの内容>
毎週異なるテーマについて上記の少人数のSquadの単位で取り組んで行くことになります。いくつか例を挙げると、異文化への理解、リーダーシップのスタイル、自己認識を高める、プレゼンテーション、などの内容をグループワークを通じて実施していきます。
内容としては日本でも聞いたことのあるような内容、企業の研修で行われているような内容ですが、バックグラウンドの異なるメンバーとこれまでの自分のキャリアやパーソナリティーを理解してもらうところからスタートします。
<リモートと対面の違い>
対面であれば、例年全員参加の2泊3日の合宿に行き、Cohort、Squadごとに分かれて、ゲーム、アスレチック等を実施していたそうです。
各種レクリエーションを通じて、チームワークやリーダーシップの養成を目的とした要素が盛り込まれており、夜には懇親パーティも催されていたと聞いています。
その他の内容はリモートでも対面でも内容は同じで(2年生のFacilitatorと確認しました)、違うとするとその空間の雰囲気を味わえないというところかと思います。
LEADのプログラムは20年以上続いており、毎年学生からのフィードバックを受けて内容が改善されているようです。
来年のLEADがどうなるかわかりませんが、仮にリモートとなったとしても今年の学生からのフィードバックを踏まえ、さらに改善されていくと思います。