受験校の選択はスコアメイクやその後の出願スケジュールを決めるうえで極めて重要な位置づけです。
まず最初のポイントとしては、1年制vs2年制が挙げられます。1年制は比較的職務歴が長い人が多く、結果として在校生の平均年齢も高くなります。また地域としては欧州は1年制のプログラムを用意している学校が多いです。
一方で、2年制はアメリカが中心で、年齢も比較的若い方が多いです。
どちらがいいのかというのは受験者のバックグラウンドやその後のキャリア設計によって大きく変わるので一概には言えませんが、僕は2年制のプログラムにこだわっていました。
理由としては、①2年間のプログラムに参加することでより多くの刺激が得られると思ったこと、②年齢的にも2020年の入学であれば、2年制でもキャリア上大きなビハインドにはならない思ったこと、③留学時の年齢や社内選考の規定上、やむなく1年制にした方々から「せっかく行けるなら2年制にした方がいい」とのお話を伺っていたことが挙げられます。
その結果、アメリカの2年制のプログラムの中から行きたい学校を絞り込んでいったのですが、どうせ行くならレベルの高い学校に行きたいと思い、M7といわれる米国のトップ7校のみに出願することにしました。
なぜM7”のみ”にしたかというと、今年は私費での留学を覚悟していたため、本当に行きたい学校のみに絞り、もしダメだったら翌年滑り止め含めて幅広く受ければいいや、と考えていたからです。
その中でも実際に出願したのは、コロンビア、ハーバード、シカゴ、ケロッグの4校のみとなります。なぜこの4校にしたのかというと、ウォートンとMITは社費が有利であり、厳しい勝負になることが予想されたこと、スタンフォードは僕のGPAとスコアが低すぎるため出す意味ないだろうとあきらめて出願しませんでした。
勤務先とそれぞれの学校のつながりや、過去の先輩方の留学実績も重要な意思決定の材料になるかと思います。この辺りはご自身が起用するカウンセラーともよく相談していただければと思います。