少し時間が空いてしまいましたが、夏の間に考えていたことの続きです。
今回は海外で働くオプションについてです。
海外で働きたい場合、MBA後すぐに現地に残るパターンと、一旦日本に帰ってから再び海外に出るパターンが考えられます。
それぞれの具体的な選択肢についてですが、以下が現実的な選択肢になるかと思います。ここでは帰国子女レベルの英語力はないケースを想定しています。
現地就職の場合、前職で得た専門性や強みをレバレッジできれば、現地企業からオファーをもらえる可能性が上がりますが、僕のようにジェネラリストとしてキャリアを歩んでいる場合には非常にハードルが高いです。
①MBA後すぐに現地に残るパターン
(i)現地企業への就職(VISAサポートあり)
かなり難易度高いです。自分より英語の下手な留学生に出くわすことはほとんどなく、そうした留学生と競争する必要があります。
まれに日本人や日本語ネイティブを求めている企業があるため、そうした企業であれば採用してもらえる可能性は上がります。
(ii)STEMを利用して最大3年まで滞在(VISAサポートなし)
こちらは(i)よりも難易度下がると思います。というのもVISAサポートをしていない企業の方が多く、応募できる企業の数が2倍以上に増えます。
スタートアップなどのサイズの規模も対象になってくるため、自分のリスク許容度次第で選択肢が大きく増えます。
応募できる企業の数が増えると、当然自分のバックグラウンドを活かしやすい企業にヒットする可能性も上がり、結果としてオファーをもらえる可能性も上がると思います。
ただ3年で帰ることが決まっている日本人を取るインセンティブがどこまであるのか、これは各企業のスタンスが分かれる気がします。
②一旦日本に帰ってから再び海外に出るパターン
(i)駐在
日系企業、外資企業いずれのケースでも、日本から駐在員として赴任することが可能です。
外資企業だと時限付きの赴任だけでなく、極稀にオフィスのトランスファーという形で現地のオフィスに移ることができるようですが、かなりの狭き門です。
日系企業は言わずもがなですが、本店の意向でいつ何時日本に戻されるかわからないというリスクを孕んでいます。
(ii)海外現地企業への転職
これも難易度が高いと思いますが、日本から海外の企業に転職することも一応可能かと思われます。
ファンドの日本株担当などは分かりやすい例かなと思いますが、わざわざ日本に住んでいる日本人を雇用するだけの強い理由が必要になります。
それだけ日本の文化への理解や日本語を必要とする職業でないと、なかなか日本人を取るインセンティブは少ないのではないかと思います。
(iii)個人事業主として海外移住
これは一定の金額を稼いだ人が取れるオプションかなと思います。
海外のキャピタルゲイン課税のない国に移住することで節税効果を得つつ、海外で悠々自適な暮らしをすることができますね。
他にもそれぞれのバックグラウンドや強みによってとれる選択肢が変わってきたり、増えたりするかもしれませんが、英語ネイティブではない日本人がとれる選択肢としてはこのくらいかなと思います。
自分が中長期的にどこでどんな働き方をしたいのかによって、短期的にどの選択肢を取るかが変わってくるので、慎重に意思決定をしたいと思います。