アメリカで生活する上で、あると便利なクレジットカードです。
2020年9月からシカゴに住んでいますが、今年(2022年)の1月までクレジットカードなしで生活していました。
それまではアメリカの銀行のデビットカードを使い、口座の残高が減ってきたら日本から送金するという手法で乗り切っていました。
留学当初は卒業したら日本に帰る予定だったためクレジットスコアを積み上げる必要がないと思っていたこと、SSNがなくクレジットカードを作るのが面倒なこと(こちらはあとで詳細を説明します)から、アメリカでのクレジットカードの発行は考えていませんでした。
現地就職が決まって以降、アメリカで生活するうえではどうやらクレジットスコアを積み上げておいた方がいいということを知り、どうすればクレジットカードを入手できるか調べていたのですが、最終的にAMEXのクレジットカードを発行することができました。
こちらではどうやってクレジットカードを入手したのか、一連のプロセスを紹介させて頂きます。
そもそもクレジットスコアとは?
信用機関(個人向けの格付け会社のような位置づけ)が過去の支払い履歴やクレジットラインの利用状況などをクレジットヒストリーとして管理しており、それらの情報をもとに個人の信用度を数値化したものです。
アパートメントの契約時、住宅・自動車ローン組成時などにスコアが参照されており、スコアが低いとその分選択肢が限られてくる可能性があります。
また利用期間も1つの尺度となっており、一朝一夕に高いスコアを獲得することはできないようです。
SSNなしで作れるクレジットカード
まず私費留学生となると収入がないため、クレジットカードを作る難易度が上がります。
日本からの駐在員の方はJAL/ANA Card USAを作ることが多いようですが、いずれのカードも収入がある前提です。
私費生の方でもJAL/ANA Card USAを作ることが可能ですが、ご両親に残高証明書を準備してもらうなど手間がかかります。
極力手間をかけずに自分だけで完結させられる方法がないか調べていたところ、以下の選択肢に出会いました。
- AMEXのクレジットカード
- 銀行発行のクレジットカード
1は日本でAMEXのクレジットカードを利用していた人であれば申請する価値ありです。クレジットカードの発行可否は日本でのAMEXの利用実績を基に、AMEXが判断します。
選べるクレジットカードは日本とは異なりますが、日本で使っていたクレジットカードのグレードや利用額に応じ、どのカードを選べるか決まっているのではないかと思います。
2は銀行の支店によるのですが、学生が多く住んでいるエリアや学内の銀行であれば発行してくれるケースがあります。
ブースでも学校内のCitibankが発行してくれるようですが、利用限度額が非常に小さく(1,000ドル程度?)使い勝手が悪いようです。
僕の場合は1が通ったので、2の選択肢は追及していません。
AMEXクレジットカード申し込みの流れ
まず大前提として、日本でAMEXのクレジットカードを利用していた方でなければ対象外になってしまいます。
そのうえで以下のプロセスを経ることになります。尚、こちらのプロセスでSSNは一切不要です。
- AMEXのサイトからクレジットカードの申請
- AMEXからクレジットカードの発行可否の通知を受領
- クレジットカードを受領
AMEXのこちらのサイトからクレジットカードの申請をします。必要情報を入力するだけで、オンラインですべて完結します。
またこの段階でクレジットカードを選ぶ必要があります。
申請から数日経つと審査の結果が返ってきます。ここでなぜか僕の場合は情報が不足しているという返答だったため窓口に電話、電話口で審査通過との通知を受領(日本のクレジットカードに登録しているメールアドレスと、申請時のメールアドレスに相違があったことが問題だったようでした)。
審査通過後、クレジットカード発送の連絡があり(審査の2日後でした)、それから数日以内に手元にクレジットカードが到着しました。
SSNがないと選べる選択肢が限られてしまうのが実態ですが、将来アメリカで就職する可能性がある方、SSNを入手する前にクレジットカードが欲しい方にとっては1つの選択肢になると思いますので、少しでも参考にあると幸いです。