土曜日は平日の疲れからか、かなりの時間を睡眠時間に充ててしまいました。。
とはいえ、これで体力を回復してまた来週から頑張れるかであればいいか、と開き直ることにします。
さて突然ですが、MBAで得られるものとして、「人脈」というものがよく挙げられます。
本日はこれに関して感じたことがあったので、書き留めておきたいと思います。
朝から他校のMBAに進学している友人と久しぶりにキャッチアップをしていました。
当初の理由は、彼がMBA前にいた業界に興味あり、身近に話を聞ける存在なので、貴重な時間を割いてもらった次第です。
僕の簡単な経歴は一番最初の記事に書いていますが、これまで極めて狭いコミュニティーで生活していたことから、似たような経験をしている人に囲まれていることが多く、またいわゆるプロフェッショナルファームに勤務している友人は数えられるほどしかいません。
プロフェッショナルファームというのはそもそも会社数、それぞれの会社に務めている方の人数が少ないこともあり、実際に勤務している(いた)方から話を聞くのも一苦労です。
MBAに合格してから、こうした方々と接点を持つことができ、また気軽に話を聞けるようになったことは大きな財産です。
インターネットで調べられる情報は限られますし、信頼している人から聞ける一次情報、生の声ほど信頼できるものはありません。
こうした人脈は自分の将来のキャリアを考えるうえで非常に役に立っています。
また夜には以前も登場したことのある香港から来ている同級生の家で、香港から来ている留学生×2、日本人×2で夕食を一緒に食べていました。
ここでは雑談や就活の話に加え、このコロナのタイミングにMBAに来たことの是非、MBAの価値について話していました。
コロナ禍でMBAに行くことに関する僕の見解は以前まとめたものから変わっていませんが、MBAの価値については今回のタイトルでもある「人脈」に話が及びました。
MBAの価値として短期的にわかりやすいのは、転職によって給料が上がること(定量的な効果)が挙げられます。
これはMBAを転職予備校と位置付けるのであれば(多くの人にとってそう位置付けられています)、基本的には議論の余地はないかと思います。
一方で、長期的な価値としてよく挙げられるのが、価値観の広がりやMBAで培った人脈(定性的な効果)があります。
定性的な効果になればなるほど人によって捉え方が変わりますし、言うことも変わります。またそれらをどこまで活かせるのかも人によって変わってきます。
僕自身、留学前に150人を超える在校生、アラムナイの方から話を聞いていましたが、MBAで得られたものとして「人脈」を口にされる方は多かった気がするものの、必ずしも毎回自分の中で納得感のあったわけではありません。
「世界中に友達ができる」という言葉だけを聞くと、正直陳腐に聞こえますし、ただの友達って定期的に連絡とってないと疎遠になってしまうのでは?と思っていました。
いまだに僕の中でもなにが正解なのかわかりませんが、結論生かすも殺すも自分次第、必要な時に切れる手札が多い方がいいよね、ということかと思います。
特に短期的なメリットが見えづらいからこそ、投資を疎かにしてしまいそうですが、その人を知ってるか知らないかでなにかあったときに連絡ができる、相談できる蓋然性は大きく変わってきます。
これは商社での実務を通じてよく学んだので、せっかくの機会を無駄にすることがないようにしていきたいと思います。