冬学期 第一週目
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ついに始まりました。

本日の授業は週末に予習をしていた「Competitive Strategy」でしたが、教授の説明がわかりやすく、生徒間の議論も活発で雰囲気のいい授業でした。

授業の内容はというと、ミクロ経済学を基礎とし、如何に現実世界でミクロ経済学が活用されているかをケースを通じて学んでいくことになります。

この教授は元々新卒でGSに入社し、その後ハーバードでPhDを取得、現在シカゴ大学で教鞭をとっています。

新卒でGSに入社できるような輝かしいキャリアの教授がなぜ教育の世界に興味を持つのか不思議に思ったりするのですが、教授になれれば十分な待遇が見込まれることも理由の1つかもしれません。

こちらは少し古いデータですが、相応の給料がもらえることと、記事の中で指摘されている企業等からの報酬がアップサイドとしてあるため、ワークライフバランスや安定性を求める人には意外と人気なのかもしれません(もちろん学生に教えることに対して情熱があることは前提ですが)。

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アメリカの著名な教員専門誌『ザ・クロニクル・オブ・ハイヤー・エデュケーション』の資料、「アメリカにおける正教授の平均最高報酬(2015-2016)」(2017年)によれば、大学教授の平均報酬(年収 2015-2016)でみると、以下の順位となっており、すべて私立大学である。

1位 ハーバード大学 23万0292ドル(約2530万円)
2位 スタンフォード大学 22万7259ドル(約2500万)
3位 シカゴ大学 22万5729ドル(約2480万円)
4位 コロンビア大学 20万9475ドル(約2304万円)
5位 MIT 20万4138ドル(約2245万)
6位 ペンシルベニア大学 20万1978ドル(約2220万円)
7位 プリンストン大学 20万0403ドル(約2204万円)
8位 イェール大学 19万8369ドル(約2182万円)
9位 ニューヨーク大学 19万5939ドル(約2155万円)
10位 カリフォルニア工科大学 19万3941ドル(約2133万円)

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シカゴ大学は順位が高いことから、教授陣から人気=有名な教授が集まりやすいという傾向はあるかもしれません。

先日のスポーツにつながりますが、こうゆう情報を見ている日本の教育の分野にも資本主義が浸透し優秀な人材が集められないと、海外の大学との教育水準の差は益々広がる一方ですね。

英語だけでなく、得られる教育の質も加味すると、中国人がアメリカの大学に子供を進学させたり、海外の大学を卒業した人が日本のビジネス界で成功していることも、当然といえば当然かもしれません。

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