卒業式

少し時間が空いてしまいましたが、先週土曜日に卒業式を迎え、無事に卒業することができました。

学校の規模の違いもあると思いますが、アメリカの大学の卒業式は日本のものとは比較にならないほどの盛り上がりでした。

この日は午前中にシカゴ大学全体の卒業式に参加(任意)し、午後はブース単独の卒業式、夜は友人の家族のディナーに招待してもらいました。

シカゴ大卒業式

ハイドパークのキャンパスの中庭を利用し、学部生から他の大学院までが一堂に会したセレモニーでした。

プログラムごとに入場行進があり、その後は学長や教授からのスピーチという流れで、この式の中では個人の名前の読み上げはありませんでした。

ブース生のうち、おそらく参加していたのは50人程度だったと思います(フルタイムの学生は毎年約600人のため、10%くらいのイメージです)。

ブース卒業式

午前中のキャンパスから場所を移し、午後はダウンタウンの近くの別の大学の体育館を利用して卒業式が実施されました。

こちらではLast Nameのアルファベット順に入場、1人ずつ順番に壇上に上がり、Deanが卒業証書(が入る予定のケース、もらって時点では中には何も入っていません)を授与します。

まさに冒頭の写真がDeanから証書(のケース)をもらった瞬間になります。

写真からは分かりづらいですが、周囲の観客席が6割以上は埋まっており、卒業生の親族や友人、MBAに来る前の元同僚がかけつけて卒業を祝っていました。

日本とアメリカの大きな違いなのですが、アメリカでは入学式は日本のように盛大に祝うことはしないそうです。

確かに振り返ってみると、MBAの入学式というものはなく、オリエンテーションが終わってすぐに授業が始まりました。

この違いについてアメリカ人に聞いてみたところ、アメリカでは入学しても卒業できない人が一定数いるため、入学の段階ではあくまで頑張ってね、といった応援程度にとどまることが多いそうです。

日本でも中退、退学する人はごくまれにいますが、アメリカほどは多くないのかなと想像しています。

ディナー

多くの卒業生(特にアメリカ人)は家族や知人が卒業式に駆けつけるため、卒業式の後はディナーに出かけていきます。

ここでもアメリカ特有だなと思ったのは、仲のいい友人が卒業式の後に予定がない(もしくは家族が来ておらずボッチになりそうな)場合、その家族のディナーに招待してくれることがあります。

僕の場合もたまたま、卒業式の数日前に仲のいい友人と遭遇、卒業式の後の予定の話になり、「なにもないならうちの家族のディナーに来なよ!」と有難く誘ってもらうことができ、参加してきました。

ダウンタウンの近くのレストランで、その友人の家族と元同僚、合計約10人でのディナーになりました。

ブース生で参加していたのは僕だけでしたが、みなさん温かく接してくれ、誘ってくれた彼には感謝しかありません。

またお祝いということで完全にごちそうになってしまいました。

早めのディナーの後はその彼の家に向かい、彼の友人たちと談笑、そのまま解散となりました。

長い一日だったため、そのあとの卒業生だけのパーティーはスキップし、帰路につきました。

卒業式を終えてからすでに数日が経過しているものの、今のところ寂しさや達成感といった特別な感情は生まれておらず、自由な時間を楽しみしつつ、淡々と次のキャリアに向けた準備を進めています。

最後の春学期の振り返りやMBA全体を通じた学び、振り返りはこれから少しずつ整理していきたいと思います。

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