キューバ旅行記(事前準備)

今回は事前準備編です。ここで手を抜いたことで現地で痛い目を見ました。。

自分が旅行慣れしていると高をくくり、他の国と同じレベルの調査で乗り込んだことが失敗でした。

今回は自分の反映を踏まえ、必要な準備を紹介していきたいと思います。

Tourist Card

これがないとキューバに入国することができません。

入手方法としては以下が挙げられます。

  • オンラインで購入
  • キューバ大使館に行く
  • 旅行代理店経由で購入
  • マイアミ空港で購入

今回はマイアミ空港で購入しました。選択肢の中で一番コストは高く100ドルかかるものの、空港でその場で入手できる確実性が魅力です。アメリカ国内なので、クレジットカードで支払い可能でした。

どうやら航空会社によってこのカードの値段が違う様で、American Airlineを利用したのですが、他の航空会社と比べても高いようです(カード+取引手数料という値付けになっていて。取引手数料が航空会社によって異なるようです)。

その他の手段はネットで調べた限りでは大使館が一番安いようで、25ドル?程度で買えるようです。

シカゴからの乗り継ぎでマイアミに入ったのですが、マイアミの空港の中でもキューバ行きは一番は離れたところにあり、Tourist Cardの窓口もわかりづらいので、空港の職員に「キューバのTourist Cardってどこで買える?」と聞いてカウンターの場所を教えてもらいました。

キューバ行きのフライトのチェックインカウンターは長蛇の列で、物資が不足しているキューバ向けにアメリカから大量の日用品を持ち込もうとしている人で溢れていました(荷物もかなりのボリュームでした)。

カードはすべて空欄の状態なので、自分で必要情報を記入し、キューバ入国時と出国時に提示します。

両替

これが一番厄介です。渡航前の情報では、キューバではCUPとCUCの二種類の現地通貨が流通しているという情報を見たため、その頭で訪問したのですが、現在はCUPのみです

現地の人も観光客もCUPを利用しています。ただこのCUPという現地通貨に加え、USドルとユーロも両替しなくても使えました。

キューバではUSドルが使えないという情報を見たため、USドルをすべてユーロに換金して持ち込んだのですが、これが最初の過ちでした。

結論としては、渡航前に最新の状況を確認すること(今振り返るとホテルのオーナーと事前にメールでやり取りし、最新の状況を聞いておくのが一番確実でした)、空港で両替はしないこと、偽札が出回っているのでホテルのオーナーなど信頼できる人物と両替をすることが肝要です。

ここからは時系列を追って何をしたのか、その結果何が起きたのかを書いていきます。

  • 今回4日間の旅行で宿泊代はすでにオンラインで支払い済ということで、一日当たり100ユーロあれば大丈夫だろうと思い、400ユーロを持参。
  • マイアミ空港でUSドルからユーロに換金したのですが、手数料込みで544ドル=400ユーロというレート。
  • キューバの空港に到着後(午後11時)、この国ではクレジットカードが使えないという情報を見ていたため、とにかく現地通貨が必要との前提で空港で両替。ただし、物価が安いことを考慮し、400ユーロすべては両替せず、200ユーロのみを両替。この時の両替のレートは1ユーロ=25CUP。
  • 前回記載したように、フライト遅延により事前に手配していたバスに乗れず、急遽空港からタクシーを利用。空港のタクシー運転手で英語を話せる人がほとんどおらず、かつネットがすぐに使えないというキューバ特有の事情により(※後述します)、コミュニケーションが取れない問題に直面。
  • たまたま近くにいた旅行会社の人に助けてもらい、無事にホテルに到着。ただしこのときのタクシー代はユーロで支払い(おそらくCUPで支払う選択肢もあったと思いますが、旅行客ということで最初から25ユーロで、という話で手元に残っていたユーロでそのまま払いました)。
  • 2日目のツアーで他の観光客から聞いたところ、両替レートは空港が最悪で1ユーロ=25CUP、闇市場では1ユーロ=100(!)CUP、そしてなぜか1ユーロ=1ドルというのがこの国のシステムということが発覚しました。

「情弱はカモられる」というのをまさに実体験として学びました。。

そしてこの国はクレジットカードは使えないので、手持ちの現金がなくなるとゲームオーバーです(なにもできなくなります)。

その点で十分な現金をもっていくこと、両替で貴重な現金を失わないことが旅行を楽しむうえで非常に重要です。

ネット環境

この国でネットが使えるようになったのはわずか4年前の2018年です。国内のネット通信環境は不安定、かつWi-Fiは基本的に有料です(ハバナ空港のみ、30分無料で使えました)。

これについては事前に準備できることではないのですが、頭に入れてと事前にオフラインで情報をアクセスできるようにしておく準備ができたので、この点は反省点です。

グーグルマップ、スペイン語の翻訳機、宿泊先の情報、観光ガイドあたりがオフラインでも使えればなんとかなると思います。

空港から宿泊先までのロジ

異国の地でぼったくりタクシーにカモられるリスクを取りたくなかったので、こちらのサイトから事前にバスを手配していました(結局フライトの遅延で使えなかったのですが)。

他の乗客もいるため、8.6ドルと格安です。空港でタクシーを捕まえると前述の通り25ユーロだったため、事前に手配できる場合は渡航前に抑えておくといいと思います。

あった方がいいもの(今回持参しなかったものの)

  • 虫よけ/虫刺され塗り薬:異常な量の蚊がいます。寝てる間だけで10か所以上刺されました。
  • シャンプー:宿泊先によると思うのですが、今回はシャンプーが用意されておらず、石鹸で全身を洗っていました。言わずもがなですが、コンビニや薬局は一度も見かけませんでした。
  • ドライヤー:こちらも宿泊先によると思うのですが、ドライヤーはありませんでした(次回訪問時もおそらくもっていきませんが、女性の方は念頭に入れておくといいと思います)、

その他はアメリカのホテルに泊まる感覚で問題ないと思います(おそらく歯ブラシは置いてないので、持参したほうがよさそうです)。

宿泊先

今回はOld Havanaのエリアにあるこちらに宿泊しました。

これは完全に事前の調査不足だったのですが、泊ったのは老夫婦が住んでいる家の一室で、そこにホームステイした形になります。

キューバではこのスタイルの宿泊施設が多く、家主がいるAirbnb状態です。

その分宿泊代は格安で場所によっては一泊10ドル以下、今回宿泊した場所は一泊約20ドルでした(これは正直他と比べて安くないと思います)。

初日はネットが使えず、翻訳機へのアクセスがなかったため、一切コミュニケーションがとれませんでした。小学生とかが日本で一切英語を勉強せずに海外にホームステイするとこんなかんじなのかな、という体験をしました。

観光客向けの高価なホテルにするか、現地の人の暮らしを知りたいか、これは好みが分かれるところだと思うので、しっかり吟味して宿泊先を抑えることが重要です。

今回は四日間とも同じ場所にステイしたのですが、振り返ると途中でエリアを変えてもよかったかなと思います。

Old Havanaという場所は歴史的な建物が多く、日中はいいのですが、ナイトスポットはOld Havanaから歩くと一時間以上離れたエリアになるため、毎度タクシーで移動することになります。

タクシー代は片道5-10ドルなので、たいしたことはないのですが、現金が減ってしまうのとタクシー代に払うくらいなら食事や飲み物に使ったほうがよっぽど充実します。

今回触れたように、両替でいきなり大損を被ったのですが、次回は現地で苦戦したキャッシュマネージメントについて紹介しておきます。

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