今回はどのようにインタビュー対策をしたか、深堀していきます。
基本的にMBAのインタビュー対策と同じ流れですが、僕が利用したリソースは以下の通りです。
- 学校のキャリアサービス:どこの学校にもあると思いますが、学校の就活窓口の人が面接対策を手伝ってくれます。Mock interviewから志望動機のブレストまで、MBAカウンセラーに一時間数万円払ってたサービスを無料でやってくれます。めちゃくちゃお世話になりました。
- 同級生:すでに就活を終えた同級生にMock interviewを依頼。また当該企業のサマーインターンに応募をしていた人から、インタビューの情報収集を実施。
- 学生主体のクラブ:クラブによっては就活対策本のようなものを作っており、過去のインタビューのメモをまとめています。記載されている情報をもとに、過去の質問やインタビューの傾向を分析。
- 各企業のサイト、業界レポート:業界に対する知見やパッションをアピールすることが差別化になると考え、IRやネットの情報を中心に、自分なりに業界の今後のトレンドやビジネスチャンスを考察。インタビューの中で質問で聞かれなくても、最後の逆質問のところで面接官と議論できるように準備していました。
- 有料カウンセラー:日本のMBAカウンセラーと同じような料金設定で、面接対策をしてくれる就活カウンセラーがいます。当初学校のキャリアサービスを使いこなせておらず、ネットで調べてよさそうなところを使ってみました。2回ほど利用しましたが、今振り返ると使う必要なかったかなと思います。
業界やポジションごとに質問の内容が多少異なりますが、僕が応募していたポジションのインタビューは以下の通りでした。
すべてに共通する苦労したポイントは圧倒的に「英語」です。
当初ブレットポイントだけで乗り切ろうとして撃沈したので、コアの質問に関してはスクリプト作ってスムーズに言えるようになるまで、一人でひたすら練習しました。
MBA受験のインタビュー対策と全く同じことを繰り返したわけですが、そんなんで入ってから英語大丈夫なのか、とかツッコミが入りそうですが、入ってダメだったらクビになるだけなので、それはその時考えます。笑
またいずれのインタビューでも、事前に面接官の情報が与えられるため、LinkedInなりでバックグラウンドを調べたうえで、逆質問を準備するようにしていました。
①コンサル
<質問内容>
Behavioral(MBAインタビューと似たような内容)、Fit(Why this company, why this industryなど)、ケース(日本のコンサルのケースと同じ)
<重点対策エリア>
英語でのケース対策:幸いにもサマーインターンに向けて日本語、英語ともに一定回数ケースの練習していたため、英語での言い回しやFluencyの改善に注力していました。学校の同級生だけでなく、「RocketBlocks」というコンサル就活サイトのマッチング機能を利用し、他校の学生とも頻繁に練習をしていました。
②IB
<質問内容>
Fit(Why this company, why this industryなど)、業界への興味関心(特定のカバレッジに応募する場合にはその業界の知見を問われる)、テクニカル(アカウンティング、ファイナンスの基礎~応用的な質問)
<重点対策エリア>
テクニカル:財務三表のつながり、減価償却の計上方法、DCFなど、基礎的なアカウンティング、ファイナンスの内容から、一定の条件を与えられ企業の財務状態がどうなっているのかを議論するケースディスカッションまで、幅広い内容を英語で説明できる必要があります。インターンを除き、ファイナンスの実務経験がないこともあり、正直これがめちゃくちゃきつかったです。結論としては時間をかけて対策するしかありませんでした。
業界への興味関心:ある業界(エネルギーなど)に特化しているIBの場合、その業界へのパッションや最新のトレンドへの理解は必須になります。自分なりに興味のある企業、技術、トレンドを一定程度語れるようにしていました。
③Corporate Strategy/Strategic Planning
<質問内容>
Behavioral(MBAインタビューと似たような内容)、Fit(Why this company, why this industryなど)、企業への関心(その企業の代表的なプロダクト、課題、注力エリアなど)、業界への興味関心、ケース(面接する企業が過去に直面したリアルなケース)
<重点対策エリア>
企業への関心:各企業のIRやアナリストレポートをもとに会社への理解を深め、自分なりに問題点や成長余地を考察。知見のない業界を理解するところから始まり、説得力のあるストーリーに仕上げるまで相応に時間がかかりました。
業界への興味関心:業界へのパッションや最新のトレンドへの理解は必須になります。業界レポートを参考に、自分なりに興味のある技術、トレンドを一定程度語れるようにしていました。
書いていることは当たり前のことばかりですが、Applicationを出してもインタビューに呼ばれない企業ばかりなので、インタビューに呼んでもらえた企業には全力で準備して臨むことになります。
それゆえ、授業の課題やグループワークがある中で、上記をマネージするのは相応にストレスがあります。
また企業によってはいきなり「明日面接したいから候補日送ってください」というようなところもあり、就活期間中は常に気が抜けない状況が続いていました。
残る記事では、そもそもなんで米国就活することにしたのか、モチベーションの維持をどうしていたのか、就活の総括、あたりを考えてますが、もしなにか気になること/書いてほしいことがあれば、コメント頂けますと幸いです。