前回までにご紹介した方法で求人情報にあたっていくわけですが、何らかの軸で企業を絞っていく必要があります。
僕自身はVisaサポートをしてくれる会社で、ちょっとでも自分の興味が惹かれたらとにかく出す、カバーレターが求められる場合、志望動機はその場で無理やり考えるという形で、少しでもたくさん出して確率を上げようとしていました。
ただ、いくらそれっぽい理由をカバーレターに書いたり、会社の説明会に出てその後アラムナイとコーヒーチャットをして熱意を示しても、面接に呼んでもらえるわけではありません。
アプリケーションを出す段階では当然インタビューに呼んでもらいたいと思って出すのですが、あっさり書類で落ちまくるので、途中からインタビューに呼ばれてから本気で志望動機を考えるようになりました。
振り返ってみると、過去のキャリアと何らかの関係性があるインダストリーでようやく、面接に呼んでもらうことができたというのが実態です。
僕の場合は「エネルギー」、「事業会社」、「コンサル」、「投資銀行」がキーワードになったと思います。
それ以外にも、ラグビーの経験とつながるスポーツ関係や、エネルギーの派生形となる別のコモディティー関係も想定外に面接に呼んでもらうことができました。
元々商社でエネルギーのトレーディングをしていたのに、なぜ「コンサル」、「投資銀行」が入ってくるのか不思議に思う方もいるかもしれませんが、これはインターンの経験が役に立ちました。
コンサルはPre MBAで7週間のインターン、サマーで1週間のケーススタディーに参加したことが活かされました。
投資銀行はサマーインターンをしたため、こちらもフルタイム就活をするにあたって志望動機に一貫性をもって話すことができました。
エネルギー関連の事業会社は、前職で化石燃料を担当していたことから、化石燃料に限らず、再エネの高まり、市場のポテンシャルという観点で説得力をもって話すことができると思っていたのですが、アメリカの大手エネルギー企業が軒並みVisaサポートをしておらず、応募を断念しました。
結果的に、自分のバックグラウンドに少しでも関係しそうなインダストリーのキーワードを含むコンサル、IB、Corporate Strategy/Strategic Planningのポジションの面接に呼んでもらうことができました。
Visaサポートありでも全く刺さらなかった(あっさり書類で落ちた)のは、自分のバックグラウンドと全く関係のないB2C、スタートアップ、IB(エネルギー以外のカバレッジ)、MBA生から超人気のコンサルファームあたりです。
次回はインタビューの案内を受けてからどんな準備をしたのか、振り返りたいと思います。